数字でみる「日本の夏」

数字でみる日本の夏

暑い…
平成最後の夏はとてつもなく暑くなりそうだ。

ということで、KINCHOのCMみたいだが、今日は「ニッポンの夏」を数字でみてみよう。

夏はいつからいつまで?

まずは夏の定義から。

新暦(太陽歴)での夏

太陽暦での夏は6、7、8月の3ヵ月間。
太陽暦とは、今僕らが使っている1年365日のやつだ。

日本におけるもっとも一般的な定義だと思われる。日本の気象学上の定義もこれ。

旧暦(太陰太陽歴)での夏

旧暦での夏は4、5、6月(卯月、皐月、 水無月)の3ヵ月間

旧暦とは?

太陽暦が明治6年に採用される以前の日本では、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていた。

太陽暦への改暦の直前に使われていた「天保暦」と呼ばれる暦法のことを、一般には「旧暦」と呼んでいる。

参考:「旧暦」ってなに?|国立天文台

二十四節気での夏

二十四節気での夏は立夏から立秋の前日まで

立夏:二十四節気の第7の節気。5月6日ごろ。
立秋:二十四節気の第13の節気。8月7日ごろ。

欧米・西アジアにおける「夏」の定義もこれ。

ちなみに二十四節気とは?
知っていたらかっこいい。

二十四節気は中国の戦国時代の頃、太陰暦の季節からのずれとは無関係に、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の「節気」(正節とも)と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられている。重要な中気である夏至・冬至の二至、春分・秋分の二分は併せて二至二分(にしにぶん)と言い、重要な節気である立春・立夏・立秋・立冬を四立(しりゅう)、二至二分と四立を併せて八節(はっせつ)という。太陰太陽暦では暦と季節のずれを正すものとして用いられる。

天文学での夏

太陽が黄道のどの位置にあるかで季節を分ける天文学での夏は夏至から秋分まで

夏至:二十四節気の第10番目の節気。北半球ではこの日が一年のうちで最も昼(日の出から日没まで)の時間が長い。6月21日ごろ。
秋分:二十四節気の第16番目の節気。昼と夜の長さがほぼ等しい。9月23日ごろ。

中国における「夏」の定義もこれ。

出典:二十四節気|暮らし歳

気象庁が使うお天気用語

夏の用語でよく聞く言葉の定義も知っておく気温の把握に便利だ。

  • 夏日:最高気温が25℃以上の日
  • 真夏日:最高気温が30℃以上の日
  • 猛暑日:最高気温が35℃以上の日
  • 熱帯夜:夕方から翌日の朝までの最低気温が25℃以上になる夜

気温の推移

日本の夏は年々暑くなってるのか?

気象庁発表の統計データをみてみよう。
※データは全て2018年7月18日時点のもの

観測史上最高温度

観測史上最高は、2013年8月12日に高知県江崎川で観測された41.0℃!!

歴代Top10はこちら。

日本の夏(6〜8月)の平均気温の偏差の経年変化

次に夏の気温の経年変化について。

ここでは偏差を用いる。
偏差とはある基準値から差のこと。

なぜ偏差を用いるのか?
各地点(例えば、北海道と沖縄)での気温の絶対値に差があるため、日本全体の平均気温という数字はあまり意味がない。

そのため、気温の場合は選定された15の地点で、各地点の基準値(1981〜2010年の30年平均値:縦軸のゼロ)からの差を求め、全ての地点の偏差の平均をとった数字の推移をみる。

結論としては、日本の夏の気温は、100年間で約1℃上昇している。
ちなみに、正の偏差が大きかった年ベスト5は以下の通りだ。2010年代で3つの年がランクインしている。

  1.  2010年(+1.41℃)
  2.  1994年(+1.13℃)
  3.  1978年(+1.10℃)
  4.  2013年(+1.09℃)
  5.  2011年(+0.85℃)

細線(黒):各年の平均気温の基準値からの偏差
太線():偏差の5年移動平均
直線():長期的な変化傾向
基準値は1981〜2010年の30年平均値

都市部の夏は暑くなっている?

①主要都市と、②都市化の影響が少ないと考えられる 17 地点平均の8月の気温の上昇率を表に示す。
数値は100 年あたりの上昇率を示で、統計期間は1931年から 2010年まで。
赤文字は、②より数値が大きい都市だ。

全体的に赤い。
都市化の影響が確実にありそうだ。

夏にまつわるトリビア

最後は夏に関するおもしろい数字をみてみよう。

「素麺(そうめん)」と「冷麦(ひやむぎ)」の違い

JAS(日本農林規格)では、乾麺の分類分け(機械製麺)を次のようにしています。

そうめん:直径1.3mm未満
ひやむぎ:直径1.3mm以上1.7mm未満

ただし、手延べの場合は、1.7mm未満であれば、「そうめん」「ひやむぎ」どちらでも名乗ってよいそうです。

ちなみに、直径1.7mm以上の麺は「うどん」。幅4.5mm以上(厚さ2mm未満)で「きしめん」となります。

出典:意外と知らない「そうめん・ひやむぎ」の違い&歴史と<色付き麺>の由来 / ウチトコ

夏はそうめんばっかり食ってしまう。

夏につよい人

汗腺の数は人種で異なる

エクリン腺は、全身に200~500万個あると言われ、汗を出す「能動汗腺」と汗を出さない「不能汗腺」に分けられます。
汗の量は、「能動汗腺」の数に依存しており、平均能動汗腺数は気候と関係があり、ロシア人では180万個、日本人で約230万個、フィリピン人で280万個とされています。寒い国で育つと汗を出す能動汗腺の数が少ないことがわかります。

汗腺の数は3才までに決まる

さらに汗腺は、生後3年まででその機能が決まるようです。つまり3才までの外気の気温が高ければ高いほど汗腺の数は多くなるようです。それ以後は環境が変わっても汗腺の数は変化しないようです。

ただし、能動汗腺の数が多いことが必ずしも汗をかきやすいということにはならないようですが、汗腺が発達している方が当然体温調節機能が高いわけですので、特に赤ちゃんには冷房を当てるより、汗をかかせた方がよいことがおわかりかと思います。

出典:サノ・ファーマシー

僕はちょうどいい季節生まれで、夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。

花火の値段や大きさ

花火の値段

まず打ち上げ花火の値段は、社団法人 日本煙火協会により値段が定められているようだ。
そして、玉のサイズにより値段が変わります。10号玉から1尺玉に単位が変化。

3号玉=3400円
4号玉=6000円
5号玉=1万円
6号玉=16,000円
7号玉=24,000円
8号玉=38,000円
10号玉=6万円(1尺玉)
20号玉=60万円(2尺玉)

出典:花火の値段

花火の大きさ

出典:http://japan-fireworks.com

笑い飯の哲夫は花火マニアである。

ラムネの中に入っているガラス玉はビー玉ではない

実はあのガラス玉の正式名称はエー玉(A玉)と言います。

エー玉とはラムネ用に作られたガラス玉のことを言います。

直径16.85mmで誤差は±0.15mmのものをエー玉(A玉)と言います。その規格に外れているものがビー玉(B玉)と言うんです。

エーとビーって「A級」「B級」という意味だったんです。

なぜビー玉ではいけないかというと、ラムネに入っているあのガラス玉の役目は栓をする意味があります。

誤差が大きいと逆さにしたときにラムネがこぼれてしまいますよね?
だから誤差が±0.15mmという厳しい条件を満たしているA玉でなければいけないと言うわけです。

出典:Column Navi

僕の古き友人はエー玉を鼻の穴に入れて取れなくなっていた。

黒いダイヤことオオクワガタの値段

価格はほとんどが2,000円以上
サイズの大きなものほど高価格
血統の良いものほど高価格
高いものは3万円以上
羽パカ、足欠け、顎欠けなどのB品は価格を下げる

以前はオオクワガタはかなり高価で高いものは1,000万円ほどした
15年以上前はオオクワガタそのものが稀少だった(飼育方法も確立していない)
産地の特色が消えつつあるらしい

出典:月夜野昆虫倶楽部

『ぐるナイ』の企画もうやらないのだろうか。


いかがだっただろう。

僕としては日本に夏のバカンス制度がないのが許せない。
もう一度、あの夏休みが欲しい。

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