数字でみる「スラムダンクのすごさ」

数字でみる『スラムダンク』

突然だが、『スラムダンク』読んだことがあるだろうか?

あるよね。
では今日はそのすごさを数字でみてみよう。

マンガ『SLAM DUNK(スラムダンク)』とは

まずは概要から。

  • 集英社「週間少年ジャンプ」にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にわたり連載された。
  • 巻数:オリジナル 全31巻 / 完全版 全24巻 / 新装再編版 全20巻(予定)
  • 作者:井上雄彦(いのうえたけひこ)
  • ストーリー:主人公の不良少年「桜木花道」の挑戦と成長を軸にしたバスケットボール漫画

スラムダンクのすごさ

では、そのすごさを、その1から4まで順に紹介する。

その1「本売れまくり」

まずは単純に売れているということ。

コミックスの累計発行部数が1億2000万部以上

集英社のマンガ作品で累計発行部数が1億部を超えるのは、スラムダンクを含め6作品のみ
他は、『ONE PIECE』、『ドラゴンボール』、『こち亀』、『NARUTO』、『ジョジョの奇妙な冒険』だ。

ジャンプ歴代最高部数653万部を達成した1995年3 – 4号で巻頭オールカラー

ジャンプ黄金期と呼ばれていた頃だ。
他の連載作品は『ドラゴンボール』、『るろうに剣心』、『ジョジョの奇妙な冒険』、『みどりのマキバオー』、『こち亀』など錚々たるメンツだ。

ちなみに僕はリアルタイム世代ではなく、後から単行本で読んだ世代だ。
当然、全巻集めた。

その2「文化的に評価されまくり」

マンガと侮るなかれ。日本が誇る文化である。
下記は受賞の一例。

2006年文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」マンガ部門で1位を獲得

国が認めた日本を代表するマンガということ。

ちなみに、他の部門のNo.1は下記の通り。
いずれも、名だたる作品ばかり。

  • 【アート部門】“太陽の塔”/岡本太郎
  • 【エンターテインメント部門】“やわらか戦車”/ラレコ
  • 【アニメーション部門】“新世紀エヴァンゲリオン”/庵野秀明

第40回平成6年度(1994年)小学館漫画賞少年部門受賞

集英社なのに、小学館の賞を受賞している(笑)

主催者である小学館から発表された作品が受賞することが多く、小学館が属する一ツ橋グループ系列の他社の作品がこれに次ぐ。数は少ないが系列会社以外から発表された作品が受賞することもある。

出典:wikipedia 小学館漫画賞

『ダ・ヴィンチ 殿堂入りコミックランキング150 マンガ史50年が生んだ名作はこれだ!』総合第1位

「マンガ家・評論家・書店員・読者、808人が選んだベスト1」にて、総合および90年代部門第1位。

※ランキング150とは、総合ベスト50と、60s/70s/80s/90s/00sの各年代ベスト20の計150。

その3「バスケット人口増えまくり」

まずは、下のグラフを見て欲しい。
日本バスケットボール協会(JBA)への競技登録者数の推移だ。

データ出典:登録者推移 / JBA

日本のバスケ人口は1990年から急激な伸びを迎え、1995年でついに100万人を突破した。
そして連載終了後の1996年以降一気に下落している(笑)。

詳細な分析など必要ない。どう考えてもスラムダンクの影響だ
みんな流川や三井に憧れたに違いない。

その4「おもしろすぎる」

そのほかにも、下記のような数多くのファンなら垂涎のイベントが開催されている。

全国紙6紙同時に一面広告をだす

全国紙6紙一面広告
2004年8月10日朝刊

掲載されたのは、産経、朝日、毎日、読売、日経、東京の6紙。主役の桜木花道(読売)など、各紙にそれぞれ異なった登場人物のイラストと、「バスケットボールと、みんなに、ありがとう」(朝日)などのメッセージが添えられている。

広告代理店関係者によると、6紙併せた広告料金は「定価なら約1億6000万円」。「業種や過去の実績などで大きな違いがあり、実際はかなり安いはず」とのことだが、思い切った試みには違いない。

ZAKZAK 2004/08/10

スラムダンク「あれから10日後」

あれから10日後

2004年12月、旧神奈川県立三崎高校で三日間だけ行われたスラムダンク一億冊感謝記念イベント。
黒板に最終回から10日後の世界が描かれた。

アメトーーク!「スラムダンク芸人」

スラムダンク芸人
テレビ朝日 アメトーーク

ゲスト:石原さとみ、ケンドーコバヤシ、ペナルティ・ヒデ、麒麟・田村、前田有紀アナ、アンガ山根、品庄・庄司、アンタッチャブル
2008年09月18日・OA


ただ、なんといっても一番のすごさはそのおもしろさだ。
何度でも読める。そして何度読んでも面白い。大人が読んでも面白い。

どれくらいおもしろいかといえば、中学生当時単行本を買い集めていたわけだが、続きが気になり過ぎたうちの母親が僕の買った1冊を家に変える前に書店の駐車場で読みだしたくらいだ。
(書店までは車でいくしかないほど田舎に住んでいた)

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